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科学読み物   

DOJIN選書 

民間療法は本当に「効く」のか (DOJIN選書: 94)

補完代替療法に惑わされないためのヘルスリテラシー

著者:
大野 智 著 
  • 内容紹介
  • 目次
  • 追加情報

健康食品やサプリメント,鍼灸,ヨガなど数多く存在する「補完代替療法」.根拠不明の健康法や食事法がブームとなり,現れては消えを繰り返している.なぜ人は補完代替療法を求めるのか.気になる補完代替療法があるとき,どう向き合い,誰に相談したらよいのか.医師として実際に経験した事例をもとに,怪しい情報を見極めるコツやポイントを,ステップ・バイ・ステップで丁寧に解説する.補完代替療法の落とし穴にはまらないための「ヘルスリテラシー」とは.

第1章 「補完代替療法」は西洋医学と相対するものなのか?
一 補完代替療法とは?
 民間療法? おばあちゃんの知恵袋?
 厚生労働省による用語の整理
 補完代替療法は西洋医学に相対するものなのか?
二 健康食品について考える
 食品の機能性
 「食品機能論」とは?
 あらゆる食品には機能性がある?
 保健機能食品
 特別用途食品
 そのほかの健康食品
三 米国における補完代替療法事情
 国立衛生研究所
 国立補完統合衛生センター(旧国立補完代替医療センター)
 医科大学における取り組み

第2章 補完代替療法の問題点
一 広告のオモテとウラ
 守るべき広告のルール
 後を絶たないルール違反
二 消費者を惑わすマーケティング戦略
 第三者による経験談の魔力
 権威者の言うことは真実か?
 みんなが使っている商品は良い商品?
 数字のトリック
三 補完代替療法――気をつけたい三つのポイント
 補完代替療法は本当に体に優しいのか?
 つい見過ごされがちな「お金の問題」
 命に関わる近づいてはいけない補完代替療法

第3章 補完代替療法は効くのか?
一 「効く」と言うために必要な裏づけ
 私に効いたら、あなたにも効くのか?
 大学教授、医学博士が言っていることはすべて真実か?
 動物に効いたら、人にも効く?
 「効く」と言うための世界共通の基準
二 補完代替療法の臨床試験
 急増する報告件数
 臨床試験の内容を吟味する
 「医療の不確実性」を知っていますか?
三 残された課題
 臨床試験は十分に行われているのか?
 情報発信は十分に行われているのか?

第4章 病気の人が補完代替療法に関心を持ったとき
一 補完代替療法は自己責任?――突き放す医師に考えてほしいこと
 医師は補完代替療法を学んだことがない
 医師が補完代替療法の相談に応じることは無駄なのか?
 補完代替療法は患者の寿命を縮めるのか?
二 今、医療現場で起きていること
 インフォームド・コンセントを知っていますか?
 置き去りにされる患者の悩み
三 解決策はあるのか?
 患者は補完代替療法に何を期待しているのか?
 不安を和らげるための情報検索……落とし穴も
 誰に相談すればよいのか?
 医療者に伝えたいこと
 患者が医師に求めている言葉

第5章 ヘルスリテラシーを知っていますか?
一 ヘルスリテラシーとは?
 入手:さまざまな情報源から正確な情報を探し出す能力
 理解:情報を医学的な視点で正確に理解する能力
 評価:情報が信頼できるものかどうか批判的に吟味する能力
 活用:情報をもとに決断・行動の意思決定をおこなう能力
二 ヘルスリテラシー:四つのステップを実践してみる
 膝の痛みにグルコサミン?
 風邪の予防にはビタミンC?
 がん患者がヨガをやると良いって本当?

第6章 補完代替療法との上手な向き合い方
一 利用する? 利用しない? の意思決定プロセス
 意思決定プロセスのモデル:科学的根拠に基づいた医療
 情報に振り回されないために大切なこと
二 人は正確な情報さえあれば、合理的に最適な選択ができるのか?
 選択肢は多ければ多いほどよい?
 人は得するより損することに敏感な生き物
 「高額な補完代替療法」に潜む罠
三 ひとりで悩まない
 自分の体のこと・病気のこと、きちんと知っていますか?
 医学は役に立ちますが万能ではありません
 あなたの人生観・死生観について考えてみましょう
 EBMでいちばん大切なこと

出版社:
化学同人
判型:
B6
ページ数:
200ページ
本体価格:
1600円
ISBN:
9784759821734
発売日:
2022年 06月 10日
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